あなたは、ETH(イーサリアム)をWETH(Wrapped ETH)に交換する方法について、以下のような疑問はありませんか?
この記事では、上記のような悩みについてお答えしていきます。
インターネット上には、ETHをWETHに変換する方法について、さまざまな解説ブログがありますよね。

しかし、多くのブログが紹介している方法は、情報が少し古いようです。現在で最も簡単(効率的)なETH→WETHへの交換方法ではないこともあります。
そこで今回は、最新版の情報に基づき、ETHをWETHに変える最も簡単な手順を分かりやすく図解を交えてご紹介します。
ETHをまだ持っていない初心者のWETHデビューにも対応していますので、安心してお読みください。
結論、WETHのベストな入手方法は、コインチェックでイーサリアム(ETH)を購入後、ETHをメタマスクへ送金し、メタマスクのスワップ機能でWETHと交換する流れです。後回しにするとチャンスを逃すことも多いので、この機会に口座開設をサクッと済ませておきましょう。
WETH(Wrapped ETH)とは?

WETH(Wrapped ETH)とは、イーサリアム(ETH)をERC-20トークン規格に変換したものです。
ERC-20とは、イーサリアムブロックチェーンを「親」とし、新たな独自の「子」トークン(仮想通貨)を作るための規格のことを指します。イーサリアムはただのETHという通貨としての役割だけでなく、新しいERC-20を作ることができるプラットフォームでもあります。
ETHはビットコイン(BTC)と並ぶ大きな存在です。しかしETH単体では、「ERC-20」というトークン規格に対応していません。これが意味するのは、ETHは直接、ERC-20規格に対応する多くのDeFiプラットフォームやDappsで使えないことを意味します。
それを解決するために、WETHが生まれました。簡単に言うと、WETHはDeFiで使えるように特別にデザインされたETHのバージョンと考えることができます。
WETHはETHの価格と連動
WETHって聞くと、新しい仮想通貨かな?と思うかもしれませんね。たしかに、ETHとWETHとではトークンの規格が違うので、ブロックチェーン上は別の仮想通貨として区別されます。
しかし、WETHの価格は、ETHの価格と常に同じです。例えば、ETHが1枚1000ドルなら、WETHも1枚1000ドルで取引されます。もしETHの価格が上がればWETHの価格も上がり、ETHの価格が下がればWETHの価格も下がります。
ですので、WETHを持っている人は、ETHに関する価格の変動リスクと同じリスクを持っていると言えるので、ETHを保有しているつもりでWETHに変えておく分には、新たなリスクはありません。
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WETH(Wrapped ETH)が必要な理由
WETHって、一体何のためにあるの?と思うかもしれませんが、主な使い道としては以下の2つくらいがあります。
DEX(分散型取引所)での取引
皆さんが普通に考える取引所とは少し違い、DEXは中央の管理者がいない仮想通貨取引所です。たとえば、UniswapやSushiSwapなどが有名です。ここでさまざまなトークン交換したり買ったりする時、WETHが必要なケースが多いんです。
たとえば、欲しい通貨が「○○」という名前だったとします。そしてDEXに「○○/WETH」という通貨ペアがあった場合、WETHをまず用意し、「○○」に交換する必要があります。
OpenSeaでのNFTの購入
NFT(ノンファンジブルトークン)は最近では、アート画像やゲームアイテムとして大変人気があります。特に、OpenSeaという場所でNFTを買う時に、「WETH」を元手に取引されていることがあり、その場合、WETHをあらかじめ入手しておく必要があります。
ETH→WETHへの交換方法(ゼロからWETHを入手する方法)
ETH→WETHへの交換方法を解説していきます。念のため、ゼロからWETHを入手するステップを解説すると、以下のようになります。
WETH入手方法①コインチェックでイーサリアムを買う
WETHは、イーサリアム(ETH)を経由して購入することになるため、仮想通貨取引所でETHを入手しましょう。
ETHが購入できるコインチェック(Coincheck)の登録がお済みでない方は、以下より口座開設を先に済ませます。
上記で口座開設と、コインチェックへの日本円の入金を済ませたら、コインチェックでETHを購入します。
コインチェックにログイン後、①販売所をクリック、②ETHを選択、③購入するETH量を入力、④購入するをクリックしてください。

WETH入手方法②メタマスクにイーサリアムを送る
次に、メタマスク(MetaMask)ウォレットへイーサリアムを送金します。
OpenSeaではメタマスクを接続してNFTを購入する形になるため、まだメタマスクをお持ちでない方は「chrome ウェブストア|MetaMask」よりGoogleクロームにメタマスクをインストールしましょう。
次に、コインチェックにログインし、「暗号資産の送金」をクリックします。続けて「送金する通貨」「送金先」「送金目的」「送金額」などを入力していきます。完了したら、最後に「次へ」を押しましょう。

なお、上の画像の「送金先」には、以下の画像のメタマスクの赤枠部分を押してコピーできるウォレットアドレスを入力してください。

WETH入手方法③メタマスクでETHをWETHに交換する
メタマスクに送ったETHをWETHに交換します。以下の赤枠「スワップ」を押しましょう。

以下の「トークンを…」と表示される部分をクリックしましょう。

次の赤枠部分にあるWETH(Wrapped Ether)を選択してください。もし表示されない場合は、検索窓に「WETH」と入力すると表示されます。

最後に以下の画面で、赤枠部分にETH→WETHに交換する量を入力します。

「スワップ」をクリックすれば、WETHの入手は完了です。
【注意点】ETH→WETHに全量を交換せず「ガス代」を残しておこう
仮想通貨の世界には、「ERC-20」トークンがたくさんありますが、すべてに共通しているのは、このERC-20のトークンをウォレットから送ったり、DEXで取引する場合、「トランザクション手数料(ガス代)」のETHがウォレットの中に一緒に必要です。
もし、メタマスクの中に持っているETHを全部WETHに変えてしまうと、ガス代として使えるETHがなくなってしまいます。
ですので、メタマスクを使ってETHをWETHに変えるとき、全てのETHをWETHに変えるのではなく、少しのETHを「ガス代」として残しておきましょう。そうすることで、後で取引をするときに困ることがなくなります。
ガス代として残すべきETHの量は、イーサリアムのネットワークの混雑具合や取引の種類によって変動しますが、1回のトランザクションで、ガス代は最大で0.001ETHから0.01ETH(300円~3,000円)程度をみておくといいでしょう。
上記をウォレットに残しておくことで、将来的にも「あれ、なぜかWETHが動かせない(ガス代が足りない!)」ということがなくて安心です。

イーサリアムネットワークの混雑具合で1回あたりのガス代はリアルタイムで変わるので、取引をする前にメタマスクに表示するガス代の目安を確認して、あまりに高ければ少し時間を置くようにしましょう。
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ETH→WETH(Wrapped Ether)への交換方法まとめ
今回はETH→WETH(Wrapped Ether)への交換方法について解説しました。
ETH→WETHへの交換方法は、以下のステップとなります。
WETHについて、最後に大事なポイントを簡単におさらいしましょう。
WETHは、普通のETHを特別な用途のために別バージョン(ERC-20)にした仮想通貨です。
なぜWETHが必要なのかというと、代表的な例としては、WETHの通貨ペアがあるDEXでの取引や、NFTの購入などがあります。
少し難しく感じるかもしれませんが、慣れればETH→WETHへの交換はあっという間です。WETHは通常のイーサリアム(ETH)と価格も同じなので、価格変動の観点からは持っておいても安心です。
仮想通貨の世界をもっと楽しみたいなら、WETHをぜひ手に入れて、色んな仮想通貨ライフを楽しんでいきましょう!
結論、WETHのベストな入手方法は、コインチェックでイーサリアム(ETH)を購入後、ETHをメタマスクへ送金し、メタマスクのスワップ機能でWETHと交換する流れです。後回しにするとチャンスを逃すことも多いので、この機会に口座開設をサクッと済ませておきましょう。
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