あなたは、以下のような疑問はありませんか?
この記事では、上記のような悩みについてお答えします。
NFT(Non-Fungible Token)は、アートなどのデジタル資産の所有権をブロックチェーン技術によって確立することができる新しい分野です。
とはいえ、NFTにはいくつかの問題点やデメリットが指摘されているので、「やめとけ」と懐疑的な見方をしている人もいます。
そこで「NFTをやるべきなのか?」を論理的に考察してみましょう。
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NFT(ノンファンジブルトークン)とは?
NFTとは、デジタルデータ(例えば、デジタルアートや音楽、ビデオゲーム、スポーツのコレクターアイテム)と紐付けることができる仮想通貨技術を応用したトークンのことです。
NFTは、それぞれが異なるデータを持ち、唯一無二のものです。そのため、あるNFTを持っていると、オリジナルの所有権を確立することができます。
最近、NFT市場は急速に成長しており、投資家やコレクターにとって、魅力的な投資対象となっています。
とはいえ、まだ新しい技術であるため「やめとけ」と言われることがあります。
実際、NFT市場は不安定なので、値下がりして損失を負うこともあることも「やめとけ」と言われる理由です。
NFT市場の規模は拡大中
一方で、NFT市場の規模は拡大しているというのも事実です。
以下の画像は、「イーサリアムNFTを取引する人の総数」で、2018年~2023年にかけて、年々、増加しています。
このように「やめとけ」と言われる一方で、多くの人はやめずにむしろNFTに参入する状況が相次いでいます。
上記の「イーサリアムNFTを取引する人の総数」の大半は、たしかに投機的なトレーダーです。
しかし、NFTはアーティストやクリエイターにとって新しい収入源となりつつあることも見逃せません。
NFT作品を直接販売することで、中間業者を通さずに、自分たちの作品に価値を付けることができるようになったというメリットがあるため、NFTは間違いなく「投機」から経済的な価値に基づいた「実需」へと転換しつつあります。
クリエイターなど、「投資家」ではない人の参加も増えてきていることで、NFTは今後盛り上がっていくと期待されています。
「NFTやめとけ」と言われる11の理由とその反論
「NFTやめとけ」と言われる主な理由は以下の11個です。
しかし、「NFTはやめとけ」という主張には、反論の余地もあります。
そこで以下では、「やめとけ」という主張と一緒に、その反論についても公平に取り上げました。
やめとけの理由①試してみたけど高く売れなかった
NFTは購入しても必ずしも買った金額よりも高く売れるとは限りません。
そのため、NFTは「やめとけ」と言われることがあります。
NFTの市場価値は需要と供給によって決まるため、NFTの投資家が期待するリターンが得られるとは、もちろん限らないですよね。
「NFT」ならどんなものでも価値があると考えがちですが、これも誤りです。
NFTが取り扱うデジタルデータには、価値があるものもあれば、独自性や希少性がないものもあり、その場合には市場価値は低くなるどころか0になることもあります。
やめとけへの反論
NFTをすでに始めている人は、「高く売れないNFTがあるのは当たり前」と考えています。
重要なのは、投資目的で購入するならちゃんと「売れるNFT」を探すことです。
人気の高いNFTは、需要が高く市場価値が上がりやすいため、転売時の利益も期待できます。
例えば、著名アーティストが制作した人気の高いNFTがあれば、それは転売しやすいでしょう。
またあわせて、OpenSeaの流動性の高さを見ておくことも大切です。
市場で買い手や売り手が比較的多く、取引が頻繁に行われているNFTのことを指します。流動性が高いNFTは、いつでも売買が可能であるため、転売にも向いています。
NFTも、株式や為替、仮想通貨と同じく、「需要と供給」で価格が動きます。
ですので、需要が少なく、市場価値が低いNFTは売れないのは当然といえますね。
やめとけの理由②ただのバブルで高騰しているだけ
「NFTはただバブルで高騰しているだけで、中身がないため、やめとけ」という人もいます。
たしかに、そのNFTの「中身」の紐付いているNFT画像の価値を考えずに、単純に「値段が上がるかも」というだけでNFTを購入している人も多いです。
NFTとはいっても、実際にそのNFTにどれだけの独自性や希少性があるのかというと、「パクリじゃん」というほど価値が乏しいNFTもあります。
単純に「NFTがバブルで高騰しているから、始めよう」というのは、やめておいたほうがいいという考えです。
やめとけへの反論
「NFTはただバブルで高騰しているだけで、中身がないため、やめとけ」はたしかに、一部は事実ではあるかもしれません。
しかし、NFT市場全体を一括りにすることは適切ではありません。NFTの独自性や希少性という本物の価値に基づいて、市場価値が高騰しているNFTも多くあります。
NFTと紐付けられたデジタルデータが限られた数しか発行されておらず、かつ需要が高い場合、希少性が高いと言えます。
このようなNFTの市場価値が高騰した場合、それはバブルとは言えないでしょう。
やめとけの理由③画像がコピーし放題だから
NFTと紐付けられた画像などのデジタルデータは、インターネット上で簡単にコピーすることができます。
となると、「NFTにお金を支払っても、実際には所有しているわけではないのでは?」ということになり、これが、NFTの本質的な欠点の一つだと言う人もいます。
NFTにお金を支払う価値は、「NFT自体が独自のIDであることから生じる『所有感』」だけで、これは本質的な価値ではないため「やめとけ」という主張です。
やめとけへの反論
NFTは、所有権を保証するためにブロックチェーン技術を利用しています。
このブロックチェーン上のNFTによって保証されるのは「所有権」であり、「コピー防止」ではありません。
仮に画像がコピーされたとしても、NFT作品を持つことによって、「オリジナル作品の唯一の所有者」となることが保証されます。
NFTにお金を支払う価値は、「NFT自体が独自のIDであることから生じる『所有感』」だけですが、高級ブランド商品がそうであるように、高級NFTの所有感も大きな価値の一部です。
やめとけの理由④詐欺のNFTが多いから
NFT市場には、詐欺のNFTも多く存在しています。
詐欺のNFTは、本物のNFTであるかどうかを見分けるのがかなり難しいです。
一部の詐欺者は、有名なアーティストの作品を模倣し、本物のNFTであるかのようにツイートしたりするので、初心者のNFT投資家が多く被害に遭ってしまっています。
ツイッターなどでは、詐欺サイトに誘導する詐欺も盛んなので「やめとけ」というわけです。
やめとけへの反論
NFT市場で詐欺が発生する可能性があることは事実ですが、これは他の分野でも同じです。
基本的な知識を身につけた上で、NFTを購入する前に販売者が信頼できるかどうか、そのOpenSeaのページが公式かどうかを確認することで多くの詐欺NFTを避けられます。
たしかにNFTを触る際には注意が必要ですが、気をつける労力は、大きなリターンや楽しみが得られることの対価ともいえるでしょう。
やめとけの理由⑤NFTアートは本質的に無価値だから
NFTは、デジタル資産を所有することができるという点に価値があり、NFTそのものは本質的に無価値なので「やめとけ」という人もいます。
加えて、NFTを紐付いているアートそのものに価値がある場合でも、その価値が将来的にずっと続くとは限らず価値が下がる可能性はあります。
たとえば、CryptoPunksは、NFT市場において最も有名なコレクションの1つであり、高い評価を受けています。
しかし、NFT市場は急速に変化するため、高騰していたNFTも飽きられ、突然暴落する可能性があるため「やめとけ」という人もいます。
やめとけへの反論
NFTアート市場は、急速に成長しています。
例えば、2021年には、BeepleによるNFTアート「The First 5000 Days」が690万ドル(75億円)で落札されるなど、高額な売買が行われています。
これらのトレンドから、NFTアート市場には将来的にもっと高い価値がつく可能性があると言えます。
もちろん、NFTアートにも多様な評価が存在するので、その価値があると評価する人もいれば、価値がないと考える人もいます。
とはいえNFTアートの価値は、個々人がそれをどう評価するかがすべてです。
そのため、アートの価値は主観的であると言われることがあります。
しかし、その主観的な価値は、そのアート作品を所有する人にとっては非常に重要な価値であり、それによってそのNFTに対する評価になります。
そういう人が多ければ、そのNFTコレクションの価値は長期的にも保たれるでしょう。
やめとけの理由⑥NFTはネズミ講っぽいから
NFTの高騰とネズミ講には、いくつかの共通点があるという人もいます。
ネズミ講は、最初に参加する人が報酬を得られる仕組みになっており、新しい参加者が次々に参加することで、報酬が前の参加者に還元され、高い利益が得られるという仕組みです。
同様に、NFTも、ある作品が高い価格で売買されたことで、新たに参入する人が出てきて、より高い価格で取引されるようになることがあります。
しかも、どちらも「宣伝」がその成長要因の一つで、NFTは、ある作品が高値で取引されたことが拡散され、注目を浴びることで、その作品に対する需要が高まることがあります。
こうしたことから、NFTはネズミ講っぽいので「やめとけ」という人がいます。
やめとけへの反論
NFTは、ネズミ講とは異なります。
それを言ったら、株やFX、ビットコインから、マグロの競りまで、ネズミ講ということになってしまいます。
ネズミ講は、新しい多くの参加者の入金を、前の参加者に支払うことによって、組織を拡大していきます。
一方、NFTはより多くの人がどんどん参加し続けないと破綻するわけではないので、そのNFTの価値は持続可能です。
NFTの利益は「転売」というなら事実かもしれませんが、ネズミ講とは違います。
やめとけの理由⑦個人投資家ばかり参入しているから
NFT市場には、個人投資家が多数参入しています。
このような市場では、投機的な取引が多く、リスクが高いと言えます。
プロの投資家や機関投資家が参入するようになると、市場が安定する可能性がありますが、現状ではまだそのような兆候は見られません。
NFT市場が未熟すぎるので「やめとけ」という人もいます。
やめとけへの反論
たしかに、NFT市場には個人投資家が多く参入していますが、それは新しい市場に関心を持つ人は個人投資家が多いためです。
とはいえ今、企業もNFT市場に注目しており、今後ますます参入することが予想されています。
また、個人投資家が多く参入しているということは、まだ市場が成熟していないということでもあります。
そのような未熟な市場だからこそ、いち早く参入する価値があるという考え方もあるので「やめとけ」というほどではないでしょう。
やめとけの理由⑧NFTに法的な所有権はないから
NFTを購入しても、法的な所有権が移転するわけではなく、単にデジタルデータの識別子が移転するだけです。
NFTは、あくまでも唯一無二のデジタルデータをブロックチェーン上に記録するための技術であり、資産の所有権を証明する法的な文書とは異なります。
ですので、NFTの所有権は「法的には」保護されておらず、そのようなNFTにお金を払うのは「やめとけ」という人もいます。
やめとけへの反論
NFTの所有権は、法的にも有効になる場合があります。
事前の契約があれば、NFTの取引履歴や所有権の移転はすべて記録されているので、証拠になります。
また、事前に契約がない場合はNFTを持っていること=法的な所有権ではありませんが、正しく保管することで極めて盗むのが難しい(ほぼ不可能)な金庫に資産を入れているのと同じです。
つまり、所有権に守られなくても、盗まれることはありません。
やめとけの理由⑨NFTは複雑で分かりにくく、触るべきじゃないから
NFTは、その複雑な技術的な仕組みが理解しにくいのはもちろんのこと、市場の動向を正確に把握することがかなり難しいです。
たとえば、NFTは唯一無二のデータなので、誰もが二人として同じNFTを買うことができないため、投資に再現性がありません。
「S&P500に投資しておけば堅い」のような基本的な安全な投資は、NFTの世界にはありません。
これらの理由から、NFTを理解するのが困難な場合は「NFTに投資するのはやめとけ」という人もいます。
やめとけへの反論
たしかに、人と同じNFTを持つことができないので、「誰かの投資の真似をする」ということは難しいです。
しかしだからこそ、唯一無二のチャンスから利益を得ることができたり、より高い収益が期待できたりするので、必ずしもデメリットとはいえないでしょう。
たとえば「不動産」は同じものが二つとないからこそ、目利きの人は不動産投資で大きな利益を得られますが、それと同じですね。
やめとけの理由⑩:NFTは「消えてなくなる」らしいから
NFTはブロックチェーンの技術的な問題が発生した場合、NFTが消えてなくなることがあります。
たとえば、NFTが保存されているイーサリアムブロックチェーンが停止する、NFTを保存しているサーバーがダウンするなどのトラブルが発生した場合、NFTが消滅してしまう可能性があります。
NFTの信頼性はイーサリアムなどの仮想通貨のシステムの信頼性に依存しているので未知数であり「やめとけ」という主張もあります。
やめとけへの反論
NFTは、ブロックチェーン上にデータが半永久的に保存されるため、NFTを取り出せなくなっても「消えてなくなる」ということはありません。
また、ブロックチェーンそのものが破綻した場合はNFTも消えてしまうことがありますが、その可能性は極めて低いです。
イーサリアムなどのブロックチェーンは、世界中の分散ネットワークによって構成されているため、単一のサーバーがダウンするといったことがなく、データの消失リスクは非常に低いとされています。
そのようなごく小さなリスクを考えて「NFTはやめとけ」というのは少し極端かもしれませんね。
やめとけの理由⑪NFTなんて政府に規制されてなくなりそうだから
NFTは、まだ新しい技術であるため、政府からの規制が少ない状況です。
しかし、NFTが広く普及することで、政府からの規制が強化される可能性があります。
その場合、NFTの市場が縮小することになるかもしれないので、「NFTはやめとけ」という人もいます。
やめとけへの反論
数年前ならそのような懸念はありましたが、今では、必ずしもそうとはいえない状況になってきました。
日本でも、Web3技術やNFTに関する研究や開発を政府が推進する姿勢を見せています。
自民党デジタル社会推進本部 NFT政策検討PT(平将明 PT座長)は、「NFTホワイトペーパー(案) ~ Web3.0時代を見据えたわが国のNFT戦略 ~」を発表しました。
日本政府は、NFTを含むブロックチェーン技術の活用によって、エンターテインメント業界やスポーツ業界、観光業界などの分野に新たなビジネスモデルを生み出す可能性があるとみています。
イノベーションの1つとしてNFTが認められている今、むしろ、追い風は強くなっているといえます。
NFTの始め方は?簡単な3ステップの購入手順を解説
NFTを始め方・買い方は、以下の簡単な3ステップです。
①コインチェックでイーサリアムを買う
NFTは、仮想通貨イーサリアム(ETH)を元手に購入することになるため、仮想通貨取引所でイーサリアムを入手しましょう。
イーサリアムが購入できるコインチェック(Coincheck)の登録がお済みでない方は、以下より口座開設を先に済ませます。
上記で口座開設と、コインチェックへの日本円の入金を済ませたら、コインチェックでイーサリアムを購入します。
コインチェックにログイン後、①販売所をクリック、②ETHを選択、③購入するETH量を入力、④購入するをクリックしてください。
②メタマスクにイーサリアムを送る
次に、メタマスク(MetaMask)ウォレットへイーサリアムを送金します。
OpenSeaではメタマスクを接続してNFTを購入する形になるため、まだメタマスクをお持ちでない方は「chrome ウェブストア|MetaMask」よりGoogleクロームにメタマスクをインストールしましょう。
次に、コインチェックにログインし、「暗号資産の送金」をクリックします。続けて「送金する通貨」「送金先」「送金目的」「送金額」などを入力していきます。完了したら、最後に「次へ」を押しましょう。
なお、上の画像の「送金先」には、以下の画像のメタマスクの赤枠部分を押してコピーできるウォレットアドレスを入力してください。
③OpenSeaで欲しいNFTを買う
世界最大かつ定番のNFTマーケットプレイス(交換所)であるOpenSeaにアクセスし、欲しいNFTを探して購入します。
ここでは例として、国内で非常に人気の高いNFTであるCNP Jobs(CNPJ)の購入例をご紹介します。
OpenSea|CNP Jobs(CNPJ)をクリックして、OpenSeaにアクセスしましょう。
以下の画面で、右上の財布マークをクリックし、開いたタブから「MetaMask」を選び、メタマスクをOpenSeaと接続します。
最後に、欲しいCNP Jobs(CNPJ)の個別ページを開き、「カートに追加」の少し右側(矢印部分)にカーソルを動かすと表示される「今すぐ購入」をクリックし、最後に立ち上がったメタマスクの「署名」を押してNFTを購入します。
欲しいCNP Jobs(CNPJ)がメタマスクに届いたら、NFTの購入は完了です。
「NFTはやめとけ」と言われても「やるべき」理由まとめ
まとめると、NFTは、デジタルデータ(例えば、デジタルアートや音楽、ビデオゲーム、スポーツのコレクターアイテム)と紐付けることができる仮想通貨技術を応用したトークンのことです。
メリットとデメリットを天秤にかけるとNFT市場にはチャンスがとても多く、実利を兼ねた趣味としてもNFTはおすすめです。
NFTを始めるには、以下の簡単な3ステップです。
「試してみたけど高く売れなかった」などのNFTはやめとけと言われる理由もありますが、どれも反論の余地があるものです。
デメリット・注意点を知った上で始めれば「やめとけ」という声に耳をかたむける必要はありません。
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